10/01/2013

3.11の津波で送迎バスの園児死亡 幼稚園側に賠償命令 石巻

 


2013.10.1 13:04

 
 東日本大震災の津波で送迎バスが被災し、死亡した宮城県石巻市の日和幼稚園の園児遺族が損害賠償を求めた訴訟で、園側は1日、約1億7700万円の賠償を命じた仙台地裁判決を不服として仙台高裁に控訴した。

  訴訟は死亡した園児5人のうち4人の遺族が起こし、園側が大津波の襲来を予見できたかどうかが大きな争点になった。仙台地裁は9月17日の判決で「最大震 度6弱の揺れが3分間も続いており、巨大な津波に襲われるかもしれないと容易に予想できた」とし「予見できなかった」との園側の主張を退けた。津波の犠牲 者遺族が賠償を求めた訴訟で初の判決だった。


 原告の1人、佐藤美香さん(38)は控訴について「遺族として残念という言葉に尽きます。今後のことは家族と話し合って決めたい」と話した。


あの日の出来事:  http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_hiyori.html


 9.17.2013


 東日本大震災の津波で宮城県石巻市の私立日和(ひより)幼稚園の送迎バスが流され、死亡した園児5人のうち4人の遺族が「安全配慮を怠った」とし て、園側に約2億6700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、仙台地裁であり、斉木教朗(のりお)裁判長は「津波の危険性を予見できた」と判断 し、園側の過失を認め、遺族側に計約1億7700万円の支払いを命じた。

津波の犠牲者遺族が管理者側に賠償を求めた訴訟での判決は初めて。

  斉木裁判長は判決理由で「幼稚園児は自然災害発生時に危険を回避する能力がなく、園長や教諭らは危険を回避する最善の措置をとるべきだった」と指摘。「情 報収集義務を怠ったことと、被災園児ら5名の死亡の結果発生との間には相当の因果関係がある」として、「不可抗力による事故だった」とする園側の主張を退 け、過失を認めた。

 訴訟では、大津波の襲来を予見できたかが大きな争点となっていた。遺族側は「津波発生は予測でき、高台にある幼稚園にいれば事故は起こらなかった」と訴え、園側は「千年に一度の巨大津波は予見できなかった」と主張していた。

  判決によると、平成23年3月11日の地震発生から約15分後、大津波警報が出ていたのに、園児12人を乗せた送迎バスが高台の幼稚園(海抜23メート ル)から海側の低地に向け出発。7人を順番に降車させた後、津波に巻き込まれ、園児5人が死亡した。女性職員1人も亡くなり、運転手は車外に押し流された が、無事だった。

 津波の犠牲者遺族が避難指示や安全管理をめぐり、管理者側に賠償を求めた訴訟は、ほかに少なくとも8件が係争中。






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