1/11/2013

旧庁舎、最後の供養 陸前高田、震災・月命日

 

河北新報 1月12日(土)6時10分配信


東日本大震災から1年10カ月の月命日となる11日、津波で全壊した岩手県陸前高田市の旧市役所庁舎や市民会館前で、遺族らが花や線香を手向けた。両施設とも今月中に解体作業が始まるため、施設前での月命日の供養は最後となる。



月命日ごとに市民会館を訪れ、手を合わせる戸羽初枝さん=岩手県陸前高田市で2013年1月11日、小川昌宏撮影(毎日新聞)

市内の仮設住宅で暮らすアルバイトの男性(66)は午後3時半ごろ、旧市役所と市民会館の献花台前に立ち、手を合わせた。

震災時、市民会館に妻と避難した。約80人が避難した中で、男性は辛うじて助かった十数人のうちの1人だが、妻は犠牲になった。消防団員の息子も亡くなり、旧市役所近くで見つかった。

必ず月命日には両施設を訪れ、2人の冥福を祈っている。月命日の供養が最後となることについて、男性は「(建物は)残してほしいけど、復興を進める上で仕方ない」と、声を詰まらせながら自分に言い聞かせるように語った。

市によると、旧市役所、市民会館とも3月までに解体作業を終える予定。








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