7/27/2012

<除染>国直轄で始まる 20キロ圏、雑草など地区に仮置き

 



東京電力福島第1原発の20キロ圏内などを対象とした初の国直轄の本格除染が27日、福島県田村市都路(みやこじ)地区で始まった。この日は地区内の墓地や神社を中心に汚染された雑草を刈り取るなどし、地区内の仮置き場に保管した。

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環境省によると、同市の20キロ圏内約4200ヘクタールのうち、今回除染されるのは地区の8割を占める森林などを除く宅地や道路、田畑の計約480ヘ クタール。「鹿島・三井住友・日立プラントテクノロジー特定建設工事共同企業体」が約33億円で請け負い、来年3月まで続く。

田村市内の仮設住宅に避難中の坪井和博さん(64)は「帰宅に向けた大きな一歩」と喜ぶ一方で、「本当に線量が下がるのか、一時的に下がっても森林が多いから再汚染されるのではないか、不安は尽きない」と複雑な胸の内を明かした。

環境省は当初、除染廃棄物を燃やして体積を減らすための仮設焼却炉設置を決めて除染を始める予定だった。しかし住民への説明が除染開始のわずか1カ月前だったことから反発に遭い、設置計画は暗礁に乗り上げたままとなっている。【栗田慎一】

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