2/23/2012

<東日本大震災>震災遺児、親への思い あしなが育英会作文集

 

「あしなが育英会」(本部・東京都千代田区)は、東日本大震災で親を亡くした遺児16人の作文集「お父さんの顔」を作った。希望者に無償で配布される。

 <お父さんの顔を見たら、血だらけで、泣きました>(福島県・小5女子)

 タイトルにもなった作文を書いた女児は、自宅が津波被害を受け、避難生活で友達とも離れ離れになった。遊ぶ姿は活発に見えるが、亡き父に似たボランティアら少数にしか心を開かないという。

 作文は、昨年5月から今年1月にかけて行われた遺児の交流会で、心のケアプログラムの一環として書かれたものを中心に集められた。

 <友達は親が迎えにきて、私だけが誰も迎えにきてくれませんでした>(宮城県・中2女子)。作文からは遺児の切ない思いが伝わってくる。

 玉井義臣会長は「遺児の悲しみをいやすため、彼らが集い、心のケアが受けられる場所が必要」と語り、同会が仙台市など5カ所で開設を目指す「東北レインボーハウス」建設への募金を呼びかけた。作文集の希望者は同会(03・3221・0888)。【長野宏美】


震災遺児に支援を=消防育英会

2012年2月23日(木)20:04

 財団法人消防育英会は23日、東日本大震災で殉職した消防職員、団員の遺児を支援する基金を創設した。同会は消防関係者の遺児に奨学金を支給しているが、例年10人程度の殉職者が今回の震災では200人を超え、財源が不足する状況となったため一般に寄付を募る。振込先は、りそな銀行東京公務部の普通口座「0078446」。口座名義は「東日本大震災消防育英基金」。 

[時事通信社]


<人模様>遺児支援への熱意衰えず--玉井義臣さん
毎日新聞2012年2月18日(土)18:00

 米・ニューヨークでは東日本大震災の遺児らと街頭で寄付を呼びかけ、中国での夏季ダボス会議では、世界の若きリーダーに遺児支援を訴える。「あしなが育英会」会長の玉井義臣(よしおみ)さん(77)は喜寿を迎えてなお精力的に活動する。

 母親を交通事故で亡くしたのを機に、1960年代から交通遺児を支援。93年にあしなが育英会を発足させ、病気や災害で親を亡くした子どもたちのケアに奔走してきた。数年前からパーキンソン病を患い、長い移動の際は車いすを使う。

 「喜寿を祝う会」が2月に東京都内で開かれ、元副会長の藤村修官房長官ら約300人から祝福された。しっかりした足取りで壇上に立ち、「世の中が悪くなるほどNPO(非営利組織)の仕事が多くなる。優秀な人材も集まってくるし、そうでないと日本は良くならない」

 3月には東北地方の若い女子サッカー選手とブラジルを訪ね、交流する予定だ。震災復興はまだ途上。「来年は被災地に心のケアセンターを建てたい」と熱意は衰えない。【山崎友記子】

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