8/27/2011

福島第一放出セシウム137 広島原爆168個分

 

政府が、東京電力福島第一原発の1~3号機事故と、一九四五年の広島への原爆投下で、それぞれ大気中に飛散した放射性物質の核種ごとの試算値をまとめ、衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に提出していたことが分かった。半減期が約三十年と長く、食品や土壌への深刻な汚染を引き起こすセシウム137の放出量を単純比較すると、福島第一原発からの放出量は広島原爆168.5個分に相当する。



セシウム137の放出量は、福島第一原発1~3号機が15000テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が89テラベクレル。このほかの主な核種では、福島 事故で大量に飛散したヨウ素131(半減期約八日)は、福島が160000テラベクレル、広島が63000テラベクレルで、福島は広島原爆約2.5個分。 半減期が約二十八年と長く、内部被ばくの原因となるストロンチウム90が、福島が140テラベクレル、広島が58テラベクレルで、広島原爆約2.4個分と なる。


ただ、政府は特別委に対し、福島事故と広島原爆との比較自体には「原子爆弾は爆風、熱線、中性子線を放出し、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの。放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と否定的な考えを示している。


東京新聞|TOKYO Web (2011年8月25日 07時08分)

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