1/17/2012

東日本大震災の被災地でも祈り捧げる

 


阪神・淡路大震災から17年を迎えました。今年は、東日本大震災の被災地でも神戸に向けた追悼行事が行われるなど、ともに祈りを捧げる日となりました。

地震が発生した午前5時46分。神戸では、今年も阪神淡路大震災で犠牲となった6434人へ祈りを捧げました。

「いないというのがまだ実感わかなくて」(母を亡くした人)
「孫のためです。7歳で亡くなりました」(孫を亡くした人)

今年は祈りを捧げる人の中に、東日本大震災の被災者の姿がありました。岩手県陸前高田市の藤原直美さんもその1人です。
「苦しい思いをして亡くなられた方のことを考えながらやってきた」(陸前高田に住む藤原直美さん)

神戸で絶えず灯る「1.17希望の灯り」。この灯火が2つの被災地を繋ぎました。

去年9月、藤原さんは神戸を訪れ、灯りを譲り受けたいと申し出ました。先月10日、三陸の海を望む高台に「3.11希望の灯り」が灯されました。

「(神戸で)亡くなった人の気持ちが乗り移ったような感じで、静かに燃えてほしいなって」(藤原直美さん)

そして、1月17日午前5時46分。陸前高田からはるか神戸に向け、祈りが捧げられました。
「『絶対にこの町を復興させる』という気持ちで祈りをささげた」(陸前高田の被災者)
「若い人たちに今後もここを中心に立ち直ってもらいたい」(陸前高田の被災者)

関西からのボランティアが多く訪れる宮城・石巻でも、神戸の方を向いて黙祷。
「関西の人たちには助けられることがたくさんあった。こういう機会に感謝の気持ちを表せて良かったと思う」(石巻の被災者)

灯りを譲り受けた藤原さんは、この日を神戸で迎えました。
「神戸は17年目だが(復興に) 陸前高田は倍ぐらいかかると思う。それに負けないようにするにはみんなが団結しないと」(藤原直美さん)

藤原さんは、神戸の復興を見守ってきたこの灯りが陸前高田でも希望の光になると信じています。

そして神戸では、東日本大震災の発生時刻を前に、竹灯籠が「3.11」の形に並べられました。今度は神戸から東日本大震災の被災地へ、鎮魂と復興への祈りが捧げられました。

阪神淡路大震災から17年。当時を知らない子供たちが、父親を亡くした卒業生の話に耳を傾けました。

「震災当時3歳だった私も多くの人に支えられ、今年成人を迎えることができました。震災のことを知らないまま生きて行きたくないという思い、風化させたくないという気持ちが強くなってきました」(阪神・淡路大震災で父を亡くした小島汀さん)

震災の記憶は、灯りとなって鎮魂の祈りとともに被災地の復興を照らし続けます。(17日21:53)

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