1/30/2012

被災地・岩手で初、小学校の解体作業

 

被災地では、がれきの撤去が進む一方、被災して使えなくなった公共施設の多くは手つかずのまま残っています。そんな中、岩手県内で初めて小学校の解体作業が始まっています。





「岩手県山田町に来ています。ここは小学校の校舎が建っていたところです。震災からおよそ10か月後に、ようやく始まった解体作業も最終局面に入り、同時に校舎の高台への移転計画も進んでいます」(記者)

環境省の調べでは、岩手県内のがれきのうち、現在およそ9割が撤去され、仮置き場に集められています。しかし、学校などの公共施設の解体作業は遅れています。

その背景には、この小学校のように施設を高台に移して建て直す場合、解体費用が当初、それぞれの自治体の自己負担とされていたことなどがありました。しかし、去年8月に、ようやく国の補助対象として認められ、山田町は公共施設の解体作業を進めていくことにしました。

これに対し、釜石市ではおよそ50の公共施設がほぼ手つかずのままになっており、工事の具体的なめどは立っていません。この小学校は、新しい校舎の移転場所を決めることを優先しているため、解体作業が後回しになっているということです。

「学校が建つのが遅れると、子どもたちが帰って来ない。人がいなくなっちゃうんじゃないかという危惧があるので」(釜石市教育委員会 担当者)

解体作業を終えることは地域が再建へ向けて、歩み出したことの象徴でもありますが、ほかの優先課題が多い自治体もあり、公共施設の解体作業がすべて終わるには、まだまだ時間がかかりそうです。(30日11:45)

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