1/09/2012

被災親子を夕張に、費用負担はカタール

 


東日本大震災で被災した親子500人が、冬の北海道に招かれて雪遊びを楽しみました。招待したのは財政難に苦しむ夕張市。その市に費用を負担したのは、なんと中東の産油国でした。

北海道夕張市で、雪遊びをする親子およそ500人。東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県からやってきました。気分をリフレッシュしてもらおうと、地元の夕張市長らが企画しました。

岩手県宮古市から来た笹原さん一家。飲食店を営んでいましたが、津波で店や自宅が流され、現在、仮設住宅に暮らしています。子どもたち3人と初めて来た冬の北海道。思いっきり雪遊びを楽しみ、笑顔がこぼれます。

招待した親子の交通費や宿泊費は、合わせて7000万円。財政再生団体でもある夕張市に、こうした予算はありせん。市に代わって費用を全額負担したのは、 日本から遠く離れた中東の産油国カタールでした。大震災後、被災地の支援におよそ77億円を用意していて、今回、その一部が初めて使われたのです。

「子どもたちの笑顔より良いものはないと、カタール政府は思っています」(在日カタール国大使館 アルセナイディ臨時大使)

家族5人で参加した笹原さん一家です。海から遠く離れた山あいの夕張で過ごした時間が、子どもたちの気分を一新させたと話します。

「日常がまだ全然戻っていない状況で、メディアで見るほど進んでいない。海を見ないところでリフレッシュできて良かった」(岩手県宮古市から参加 笹原美津秀さん)

イベントは、ひとまず大成功でした。

「これはやって良かった。夕張はお金ないですから、『夕張がこういうことをやっているなら、うちもできるんじゃないか』という呼び水になれば」(発案した鈴木直道・夕張市長)

財政破たんした町と被災地の子どもたち。その双方を日本から遠く離れた国の支援が結びました。このイベントは、来週にも第2弾が実施されます。(09日18:10)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4922770.html

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