11/20/2011

被災地、障害者支援のボランティア不足

 


 震災の発生前に地域で助け合ってきたコミュニティーが崩壊したことで難しくなっているのが、特に弱い立場である障害者への継続的な支援です。今、その支援を支えるボランティアが足りないという新たな課題に被災地は直面しています。

岩手県釜石市の仮設住宅で一足早く行われた大掃除。視覚障害を持つ女性から依頼を受けたのは釜石市に拠点を置くボランティアです。

「(訪問ヘルパーに)ガラスをふいてちょうだい、こっちもやってねと言ったら、仕事に入らないっていうの」(視覚障害のある入居者)

障害者のケアは基本的に訪問ヘルパーが行いますが、その内容は「日常生活の支援」と法律で規定されているため、年に数回の大掃除や衣替えなどはサービスに含まれません。そこを補っているのがボランティアです。

「(訪問)ヘルパーではできないです。通常業務の中に入っていないので、草むしりもできない。衣替えもできません。困っている方はいっぱいいると思います」(ボランティア)

訪問ヘルパーのサービスに含まれない支援の1つが買い物や病院への送迎です。仮設住宅が高台にあることや道路状況の悪さなどから、依頼の8割以上を占めます。

「助かるねー。なんぼありがたいんだかねー」(利用者)
「今まではご近所とかご親せきがすぐにいましたから、みんながやってくれたんですよ。仮設住宅でばらばらになってしまって、なかなか頼みにくくなっている」(ボランティア)

こちらの障害者支援センターの予定表はスケジュールでいっぱいの状態です。依頼が増える一方で懸念されているのがボランティア不足です。このグループは県外スタッフで構成されているため、十分な人数を確保できていません。

「冬場ってボランティアの数がどこも減るんですね。寒いときにどう人数を確保するのかというのが本当の課題だと思います」(ボランティア)

震災から8か月、被災地の障害者支援は初めての冬を迎えます。(17日11:12)

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