10/18/2011

子ども甲状腺検査拡大 県内外での受診可能に 福島県

 

福島第1原発事故を受け、福島県と福島県立医大は17日、事故当時に18歳以下だった子どもの甲状腺検査を、既に実施中の医大病院に加え、県内外の医療機関で受診できるようにすることを決めた。

福島市で開かれた県民健康管理調査検討委員会(座長・山下俊一県立医大副学長)で実施体制が確認された。避難区域のある双葉郡各町や南相馬市、伊達市など11市町村を手始めに、11月下旬以降段階的に広げる。

事故後に線量の高い場所に住民が残っていた浪江町と飯舘村、川俣町山木屋地区は「先行調査」が9日に医大病院で始まったが、こちらも県外の病院で受診できるよう態勢を整える。

検査は超音波装置で行うが、異常を見つけ出すには装置の当て方や画像の分析などに専門の技術が必要。県と医大は研修などで技術を高める一方、関連の学会などを通じて基準を定め、かかりつけの小児科医などで基本的な診断ができるようにしたいという。

対象者は3月11日時点で0歳~18歳の県民36万人で、県外避難者も含まれる。山下座長は記者会見で「低線量被ばくの影響が表れるのは子どもの場合 4~5年後で、すぐに超音波検査を行う必要はない」と話した上で「専門医の学会に協力を求め、安心してもらえるような態勢を年度内に整えたい」と説明し た。

県と医大は1度目の甲状腺検査を2014年3月までに終わらせ、同年4月以降は20歳まで2年ごと、それ以降は5年ごとに生涯にわたって行う計画を立てている。


河北新報 10月18日(火)6時10分配信


甲状腺の病気
http://www.j-tajiri.or.jp/thyroid/

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