4/20/2011

ホール施設の被害甚大 天井など落下、けが人も 仙台市

 


東日本大震災の影響で、仙台市のホール施設が軒並み、大きな被害を受けている。激しい揺れを受け、天井が落下するケースが多かったのが特徴。構造上の弱みとはいえ、施設が被ったダメージは予想以上に大きく、復旧の見通しが全く立っていない施設もある。

太白区文化センターの「楽楽楽ホール」(674席)は、地震で客席の上にある天井が数カ所崩れ落ちた。舞台の上にある天井も崩落し、断熱材がステージに散乱して無残な姿をさらしている。
稼働率が7割を超す人気施設だが、震災当日の3月11日は幸い、利用者はいなかった。センターの庄子稔館長は「市民がいたら大惨事になっていた。応急措置で対応できる状態ではなく、いつ再開できるかも分からない」と困惑している。

泉区の「イズミティ21」の大ホール(1450席)は、セミナー中に天井のパネルが崩壊し、2人が頭などに軽いけがをした。スプリンクラーから噴き出した水で音響設備も被害を受け、施設外壁のタイルも約100枚はがれ落ちた。

青葉区の市民会館の大ホール(1310席)は、客席の照明が10個ほど落下。天井は石こうボードの一部がはがれ落ちた上、長さ約30メートルのひびが入った。同区の広瀬文化センターでも、600席あるホールの天井パネルの一部で崩落が確認されている。

ホールの音響設備に詳しい関係者によると、大規模な空間を持つホールは、天井を支える柱がなく、音響や照明といった重い機器もつるしているため、激しい横揺れなどがあった場合は天井が落ちやすいという。

ホール施設を管理する市地域政策課は「被害状況を調査した上で、地震に十分耐えられるような設計をしていきたい」と話している。
(神田一道)

2011年04月20日水曜日

河北日報より

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