4/11/2011

東電・清水社長、ちぐはぐな福島初訪問 県知事「来ると聞いてない」

 


震災から1か月たち、福島県庁を訪問した東電の清水社長(中央)は午後2時46分、職員とともに黙とうした

東京電力の清水正孝社長(66)は11日、震災後初めて福島県を訪問し、福島第1原発の事故対応に当たっている関係者に謝意を伝えた。しかし、訪れたのは県庁内に政府が設置したオフサイトセンター(対策拠点)だけ。同県の佐藤雄平知事(63)とは会わなかった。謝罪を拒否されたと説明したが、同知事は「来ると聞いてない」と話すなど、食い違いも生じた。放射能のため、避難所生活している住民からは「福島に来たのになぜ謝罪に来ない」と怒りの声も広がった。


震災から1か月たち、めまいと高血圧のため入院していた清水社長が、やっと公の場に姿を見せた。記者会見では、何度も頭を下げ「大変申し訳ない気持ちでいっぱい」と繰り返し、午後2時46分に1分間の黙とうをささげた。だが、避難所で謝罪することもなく、そのまま東京へとんぼ返り。県職員からも「いまさら何しに来たんだ」と冷ややかな声がもれた。


佐藤知事は県庁で職務中だったが、会わなかった。清水社長は「おわびするつもりでいたが、不在とのことなので(知事室前で秘書に)名刺だけ置いてきた」と説明。だが、そのわずか10分後の定例記者会見に臨んだ佐藤知事は、きょとんとした顔で「社長が来るとは聞いておりません」と話した。佐藤知事は3月22日に、社長からの謝罪申し入れを断ったことを明かしているが、今回は申し入れなしでの訪問だったようだ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/

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