4/19/2011

東日本大震災:コンテナで2階建て仮設 国交省が調整

 

東日本大震災の仮設住宅の建設用地不足に対応するため、国土交通省は19日、2階建て仮設住宅の建設に向けた調整に入った。工期が短い海上輸送用コンテナを土台にした住宅を想定。時間節約のため海外からの輸入コンテナの採用も検討する。国交省は月内にも建設会社からの提案内容をまとめ、建設主体の岩手、宮城、福島の3県に提示する方針だ。

仮設住宅は被災者の早期入居を優先し、3週間程度で完成する鉄骨平屋建てが一般的。津波被害にあった地域には、仮設住宅は建てられず用地が不足しているが、2階建てなら土地の効率利用が可能。だが、耐震強度が求められ、基礎工事に時間がかかるため、「平屋で建設してきた」(国交省幹部)。

コンテナ構造の家は主に鉄製で耐久性に優れ、工場で内装などを整え、コンテナを積み上げるだけで2階建てになる。工期も短縮でき、着工から完成まで「鉄骨平屋とさほど変わらない」(関係者)。断熱や遮音性能など課題も多いが、「高性能のコンテナハウスを造れる韓国のメーカーの利用なども検討に値する」(国交省幹部)という。

国交省によると19日現在、3県が確保した仮設住宅用地は計2万6000戸分にとどまり、「5月末までに3万戸完成」の目標達成は微妙な情勢。さらに3県では、8月までに7万2000戸の建設を目指すが、津波の被害を受けた市街地も多く、まとまった用地の確保先は限られている。【寺田剛】


毎日新聞より

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