3/25/2011

産経新聞の救援金、被災者励ますメッセージ続々と

 

【東日本大震災】

「どうか希望を捨てないで」。東日本大震災を受けて産経新聞社などが募っている救援金に対し、被災地で暮らす人々を励ます手紙が続々と寄せられている。中には、平成7年に発生した阪神大震災の被災者が自らの経験を踏まえて東日本の被災者を励ます内容や、安否不明の知人を気遣う内容のものもある。読者のメッセージには、被災地の一日も早い復興を願う思いがあふれている。

救援金は25日までに延べ約5千件が寄せられ、総額は約1億5千万円を超えた。個人はもちろん、社員旅行を中止して資金を救援金に回した企業や、日本人の知人を通じて寄付を申し出た中国や韓国に住む人々も含まれる。

同封された手紙には一様に、犠牲者への哀悼の意や被災者の体調への気遣いがつづられており、「何もできないのでせめて募金で協力させてほしい」などとする切実な表現も目立つ。阪神大震災で被災後に生活再建を果たした人々からの激励の手紙も多い。

神戸市内で阪神大震災に遭い、夫を亡くした大阪府守口市の女性は「当時、東北地方の方を含む多くの方々に精いっぱいのご支援をいただきました。いま私がここにあるのもそのおかげです」と改めて感謝の意を示す。

東日本の被災者に16年前の“恩返し”を誓うのは兵庫県尼崎市の女性も同じだ。「皆様のおかげで私自身、元気に立ち直ることができました。皆様の痛みは私の痛みでもあります。どうか心を強く持ってください」と記している。

震災後に知人と連絡が取れずに気をもむ人や、知人や親類が被災したことに心を痛める人からも手紙が届いている。堺市の住職の男性からは、後輩住職が宮城県七ケ浜町の寺で被災し、新築したばかりの本堂が津波に飲まれて跡形もなくなった様子などを伝える文章が寄せられた。

死者が1万人を超える甚大な被害を及ぼした東日本大震災。大津市の男性(38)は復興に向けてこんなメッセージを託した。

「震災後、命あるすべての国民が痛みを共有し、自分ができることは何かと考え続けている。被災地の皆様、必ず良い日が来ます。頑張ってください」

Copyright©2006-2011 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

    Choose :
  • OR
  • To comment