4/24/2011

虎舞、大地跳ねる 岩手・釜石

 

東日本大震災の被災者を元気づけようと、岩手県釜石市に伝わる郷土芸能、虎舞の保存団体「尾崎青友会」が24日、同市の避難所となっている旧釜石一中体育館前で勇壮な舞を披露した。

青友会は震災で会員2人が亡くなったという。この日は約20人が参加し、会員の一人が「天国に行った人や元気に生きている皆さんのために踊ります。多くの死を無駄にしないためにも頑張りましょう」とあいさつ。軽快なおはやしや太鼓に合わせ、虎にふんした踊り手が舞った。

自宅と店が津波で流された釜石市港町の美容院経営寄松久美子さん(59)は「家が流されても泣かなかったのに、舞を見たら涙が出た。私たちも頑張るしかない」と涙をぬぐった。
虎舞の由来は諸説あり、同会関係者によると、祭りやお祝いの場、航海の安全を祈って踊られる。青友会の坂本照人会長(38)は「被災者の方々に少しでも元気になってほしい」と話した。

2011年04月25日月曜日


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