4/28/2011

宮城県の三陸沿岸にある笹かまぼこ店が、営業再開へ

 

石巻「白謙」女川「高政」 笹かま店の再開次々


東日本大震災で被災した宮城県の三陸沿岸にある笹かまぼこ店が、営業再開へ動きだした。創業99年の老舗「白謙蒲鉾(かまぼこ)店」(宮城県石巻市)は17日、JR石巻駅近くの本店をオープンし、創業74年になる「高政」(女川町)も18日に製造・販売を開始する予定。両社とも工場の復旧と、地元以外からの原料調達にめどがついたためで、関係者は「水産のまち復活への一歩」と喜んでいる。

白謙本店の販売は「極上笹かまぼこ」(1枚179円)約900枚と、「揚げかまぼこ」(1袋315円)240袋の2種類に限定。価格は震災前と同じに据え置いた。

店は午前11時開店。一番乗りした石巻市中里5丁目の松村高子さん(62)は「被災見舞いのお返しに贈る」と笑顔。同市蛇田の自営業斎藤浩喜さん(49)も「震災前と変わらない味。復興へ気力が湧いた」と喜んだ。

白謙は主力の門脇工場が津波で浸水し、1日最大10万枚を生産する製造ラインが損傷した。工場2階に避難した従業員43人は3日間孤立。非番だった1人が亡くなった。

休業中、全国の顧客から「震災に負けないで」と応援の手紙が約1万通も届いたという。門脇工場は中元需要に間に合うよう7月の操業再開を目指し復旧を急いでいる。本店も浸水したが、生産設備は修復できたため再開に踏み切った。

白出高明常務(38)は「あまりに被害が大きく、のれんを下ろすことも考えた。首都圏などへ出て、石巻の復活をPRしたい」と意気込む。高政も女川町の工場が一時稼働不能となったが、18日に生産を再開、石巻市や仙台市などの店舗で販売を始める。

2011年04月18日月曜日

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