4/27/2011

小中高生536人が死亡・不明 被災3県、大多数は下校後

 


写真は子供だけではなく、震災で亡くなった遺体は毛布に包まれて安置されていた。 

東日本大震災で死亡・行方不明となった国公私立の小中高の児童生徒数が計536人に上ることが27日、分かった。亡くなったのは378人、行方不明になっているのは158人で、死者・行方不明者が出たのは岩手、宮城、福島の3県。

3県の教育委員会によると、死亡した児童生徒のほとんどは、下校途中や下校後に自宅などで津波に遭遇。担当者や学校関係者は「校内に残って上階に避難した学校で、被害を免れるケースが多かった。地震が1時間遅ければ、子どもの被害は大幅に増えた可能性が高い」と指摘している。

死亡は宮城273人、福島59人、岩手46人で行方不明は宮城74人、岩手52人、福島32人。亡くなった児童生徒は宮城県が全体の7割以上を占めている。3県の学齢別は小学生234人、中学生111人、高校生191人。

宮城県東松島市では小学生18人、中学生6人が死亡。市教委によると、死亡したのは地震発生直後に保護者の迎えで下校した生徒や、短縮授業の期間で下校した低学年の児童だった。3県の教委によると、地震があった3月11日午後2時46分は、卒業式やその準備で児童生徒が下校後の学校もあったが、授業や帰りの準備で在校中の学校が多かった。

岩手県教委は「地震があと1時間遅ければ、多くの児童生徒が下校して犠牲者が増えた可能性がある」としている。

警察庁によると、今月11日までに検視を終えた3県の遺体のうち92%は水死で、逃げ遅れなどで津波に巻き込まれたとみられる。年齢が確認された人のうち60歳以上が65%を占め、10代までは4%以下だった。

大年邦雄高知大教授(防災水工学)は「鉄筋コンクリート2〜3階建ての校舎が多い学校は、同じ立地条件でも木造民家より安全だ」と分析。

全校児童の約7割に当たる74人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小のように、学校から高台への避難途中で被害に遭ったケースもあるが、「何が正しい避難方法か一概には言えない。津波には想定以上も想定以下もあり、時間があればより高いところに逃げることを子どもに教える必要がある」と指摘している。

(4/27 23:47)

静岡新聞より




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