4/23/2011

両陛下が北茨城市の被災地を訪問

 

天皇、皇后両陛下は22日、東日本大震災で津波の被害を受け、5人が死亡、1人が行方不明になったままの北茨城市を訪れた。大津漁港では黙礼し、避難所では励ましの言葉を掛けられた。被災地訪問は14日の千葉県旭市に続き2回目。

両陛下は午後0時15分、約200人の市民が待つ中、北茨城市役所に到着。橋本昌知事と豊田稔市長から被害状況の説明を受けた。橋本知事によると風評被害への懸念を示されたという。

その後、津波被害を受けた大津地区にマイクロバスで移動。福島第1原発事故の影響でコウナゴ(イカナゴの稚魚)漁ができないでいる大津漁協の鈴木将之組合 長らの説明を聞き、いくつもの漁船が陸に打ち上げられて横たわる漁港周辺を歩いた。途中、行方不明者の存在を知らされると海に向かい頭を下げ、さらに津波 で亡くなった女性宅に向かっても黙礼した。

続いて、今も約40人が避難している同市民体育館の柔道場と剣道場を訪問し、両陛下は家族ごとに直接激励。天皇陛下は「体は大丈夫ですか」「風邪をひかな いように気を付けてください」と気遣い、皇后さまも「眠れていますか」「地震は怖かったでしょう」と語り掛けた。さらにボランティアや医師、看護師らにも 「体に気を付け頑張ってください」と言葉を掛けた。

両陛下から激励を受けた同市磯原町磯原の安島成江さん(72)は「痛い足を気遣っていただいた。自宅に戻れる見通しが立っていないが、本当に勇気付けられた」と涙ぐんだ。豊田市長は「北茨城に来ていただいて感謝している。これで復興に向けて歩み出せる」と力強く語った。
 
茨城新聞より

    Choose :
  • OR
  • To comment