4/19/2011

2号機収束工程表早くも壁 蒸気充満でロボット進めず

 

ロボットが撮影した福島第1原発3号機の原子炉建屋1階。入口から10メートル付近で、がれきのためこれ以上進めなかった=17日(東京電力提供)


2号機収束工程表早くも壁 蒸気充満でロボット進めず

東京電力福島第1原子力発電所事故で最も被害が深刻な2号機の収束工程表が、早くも大きな壁にぶつかった。同社は19日、ロボットによる原子炉建屋内の放射線量の計測結果を公表したが、異常な湿度でレンズが曇り内部に進めず、十分なデータを得られなかった。2号機では原子炉格納容器につながる圧力抑制室の損傷をふさぐ必要があるが、「中に入って作業に当たるのは難しい」とみている。タービン建屋地下と外部の配管トンネル「トレンチ」にたまった高濃度汚染水の移送も同日始めたが、移送完了や処理のめどはたっていない。

ロボットは18日に2台1組で南側入り口から侵入。1台に備えられた計測器をもう1台がカメラで映し、その数値をモニターで確認することになっていた。しかし、内部の湿度は94~99%と異常に高く、カメラのレンズが曇り、数値を読み取れなかった。進路もわからなくなり、撤退するしかなかった。

得られたデータは、扉付近の1時間当たり4・1ミリシーベルトだけで、「低すぎてまったく参考にならない」(経済産業省原子力安全・保安院)。

損傷している圧力抑制室内の水が約80度の高温になっており、蒸気はここから漏れ出し、内部に充満している可能性があり、東電は「作業員のマスクが曇り、作業ができなくなる」と懸念を深める。

損傷からは原子炉内の溶融した燃料棒に触れ、放射性物質を大量に含んだ水も漏出。タービン建屋地下に流れてたまった汚染水は、通常運転時の約10万倍の高濃度で、水面の放射線量は1千ミリシーベルトに達している。

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