4/27/2011

安らかに 被災地で四十九日法要

 

東日本大震災の四十九日法要で手を合わせる遺族たち。後方は津波で壊滅的な被害が出た市街地と日本一を誇った防潮堤=岩手県宮古市田老の常運寺で2011年4月28日午前10時22分、野田武撮影

東日本大震災から49日目に当たる28日、被災した各地で四十九日の法要が営まれた。津波が大防潮堤を乗り越えた岩手県宮古市の田老地区にある常運寺には約500人が集まり、約150人の犠牲者の名前を読み上げて冥福を祈った。家族の希望で、遺体が確認されないまま供養された人もいるという。

常運寺は明治三陸地震津波(1896年)で流され、現在の高台に移った。境内につづく石段の下は一面、大きな被害を受けた。会場には喪服の出席者に交じり、作業服や長靴姿の人も。義弟を亡くした盛岡市の田澤愛子さん(78)は涙を浮かべ「毎年の避難訓練には参加していたのに……。頼りになる弟だった」と悲しみをにじませた。

【山田麻未】

毎日新聞 4月28日(木)11時57分配信

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