4/01/2011

中国人研修生救った不明男性、大連で英雄に

 

東日本大震災で、中国人研修生20人の命を救い、その後、行方不明になった日本人男性が中国で「英雄」として称賛されている。

研修生らを日本へ送り出した遼寧省大連の人材派遣などを手がける企業は「日本、がんばれ」のメッセージを掲げ、義援金集めも始めた。同社によると、男性は宮城県女川町の水産加工会社専務、佐藤充さん。地震発生後、真っ先に研修生を高台に避難させた後に行方不明となった。派遣元の李淑娟さん(58)は「日本人に接するのと同じように研修生の面倒を見てくれた。研修生の兄のような存在」と話す。

大連に帰った研修生らは、社内の研修室で、女川町での暮らしぶりを示す写真や千羽鶴の展示を始めた。この部屋で学ぶ男性(26)は「被災地に駆けつけることはできないが、ここで被災者への祈りをささげたい」と話す。

中国メディアでは「佐藤さんは人間の美しさを示した」などと報じられ、中国各地の総領事館を通じた日本への義援金集めなどの後押しとなっている。(大連で 比嘉清太)

4月2日(土)13時51分

読売新聞より

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