4/21/2011

空冷式熱交換器の外付け検討=原子炉「水棺」後、大循環-福島第1原発

 

福島第1原発事故で、東京電力は21日、原子炉の圧力容器を覆う格納容器を水で満たす「水棺」を達成した後、空冷式の熱交換器を外付けして大量の水を循環させ、安全な冷温停止を目指す方法を検討していることを明らかにした。海水を使う水冷式の熱交換器に比べ、設置できる場所の制約が小さく、比較的容易に実現できると考えられるという。

関係者によると、格納容器にたまった大量の水を熱交換器に導いてファンで冷やし、圧力容器内に送り込む。格納容器から水を取り出す配管の位置によっては、原子炉建屋の外だけでなく、建屋上部に設置することもできる。運転停止後、約40日が経過し、燃料に含まれる核分裂生成物の崩壊熱が低下してきているため、空冷式でも対処可能とみられる。

原子炉は現在、仮設電動ポンプで圧力容器に真水を注入して応急冷却を続けており、注水量は1号機が毎時6トン、2号機が同7トン、3号機が6.8トン。一部が圧力容器から格納容器に漏れてたまっているとみられる。松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で、このまま注水を続ければ、燃料棒が全部水没するめどが立つと述べた。

(2011/04/21-23:32)

時事通信より

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