4/10/2011

気仙沼市の廃鉱、震災でヒ素含む土砂流出

 

東日本大震災による地震と津波で、宮城県気仙沼市にある金鉱山の廃鉱から、有害物質のヒ素を含む土砂が流出し、近くの井戸水や沢から環境基準の最大で24倍に当たる1リットルあたり0・24ミリ・グラムのヒ素が検出されたことが10日、分かった。


市が周辺の井戸や沢6か所の水を調査したところ、3か所で基準値を超えた。鉱山側によると、同日までに住民からの健康被害の訴えはなく、「直接口に含まない限り、健康に被害は生じない」としている。


この鉱山は、1976年に廃鉱になった大谷鉱山。親会社のJX日鉱日石金属(東京)などによると、鉱石から金を採取する際、ヒ素を含む鉱滓と呼ばれる土砂が出る。同鉱山はこの土砂41万立方メートルをコンクリート製の堤防で囲った堆積場に集めていたが、3月11日の地震と津波で、5万立方メートルが敷地外にあふれ出た。


(2011年4月10日21時39分 読売新聞)


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