4/15/2011

岩手・宮古市で津波が38.9メートルと判明

 


岩手・宮古市に押し寄せた津波は、高さおよそ40メートルの山の上にも及んでいたことがわかった。
震災から1カ月、宮城・南三陸町では待ち望んだ電気が通った。
避難所の人は、「こんなに明るくなると、気持ちも明るくなりますね」、「いいね、天井見てもいいじゃん」などと語った。

あらゆるものを押し流した津波の脅威。

岩手・釜石市では、津波にのみ込まれる男性の姿を、国土交通省の職員がカメラに収めていた。
足元が水に浸かる中、自動販売機の横でカメラを持つ男性。
次の瞬間、さらなる濁流とともに車が押し寄せた。
しかし、流されながらも、男性はカメラを構え続けていた。
奇跡の生還を果たしたのは、地元の新聞記者だった千葉東也さん。


千葉さんは「万が一どっかから(津波が)来ても、これ(自販機)を盾に耐えようと思った。ひざくらいまで(水が)来たと思った瞬間に、事務所の窓から一気に水が来たわけです。そのまま波にのみ込まれました。今思えば浅はかな考えだったんですが」と語った。
千葉さんは60メートル以上流されながらも、ロープにつかまり助かったという。
一方、岩手・宮古市では、今回の津波が38.9メートルの高さまで駆け上がっていたことが明らかになった。


東京海洋大学の岡安章夫教授は「海岸から450メートルぐらい上がったがけの上に、木が倒れている地点があり、その木の根元の高さを測ったところ、海面から38.9メートルまで津波が駆け上がっていることがわかりました」と語った。


これは、明治三陸津波の際、大船渡市で記録された38.2メートルを上回る。
この地区では、かつて受けた津波被害の経験が、今回人々の命を救ったという。
住民は、「この下には家を建てるなってことが書かれているんだ」、「明治の時も流されたんだって。昭和8年(1933年)後に、みんな上に家建てたみたい」などと語った。

岡安教授は「集落にはほとんど被害が出なかったということで、非常に過去の経験が生かされたと思う。今回の津波を教訓として、あらためて考えることは、非常に需要だと思う」と語った。

奇跡の生還を果たしたのは、地元の新聞記者だった千葉東也さんの話はこちら
http://tohoku311.blogspot.com/2011/04/blog-post_471.html

最終更新:4月15日(金)19時45分
Fuji News Network

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