3/24/2011

ニューヨーク市からわずか50キロに原発 安全議論高まる

 

米国は23基が福島第1原発と同じ原子炉 米政府、安全性を検査

福島第1原発事故を受け、米原子力規制委員会(NRC)は23日、米国内の原発の安全性を再点検する特別調査チームをつくることを決めた。

調査チームは日本から入手した原発事故に関する情報などを基に、米国内の原発に緊急に改善が必要な点がないか調べ、今後3カ月間、30日ごとに検討結果を公開する。長期的に制度面で改善すべき点も検討する。

米国では、国内104基の原発のうち、23基が福島第1原発と同じ原子炉を使っているとされ、安全性を不安視する声が出ている。

 Indian Point Nuclear Power Plant

また、ニューヨーク近郊にあるインディアンポイント原発など、近くに断層がある原発でも対策強化を求める声が強まっている。(共同)



NYからわずか50キロに原発 安全議論高まる

産経 2011.3.24 17:51

【ニューヨーク=松尾理也】福島第1原発での事故が世界的な関心を集めるなか、ニューヨーク市中心部からわずか50キロに位置するインディアン・ポイント原子力発電所についての議論が米国で高まっている。福島と同様の事故が起これば、ニューヨーク市のほぼ全域が避難地域に入ってしまうためだ。ニューヨーク州当局は22日、米原子力規制委員会(NRC)と会談、同原発の安全評価の見直しを「全米の原発で最優先とする」との言質を引き出したが、作業は容易ではない。

インディアン・ポイント原発は1962年に操業を開始。ニューヨーク市と、隣接するウエストチェスター郡で使用される電力の25%を供給する。

一般に米東海岸では大きな地震は起きないと信じられているが、米メディアによるとマグニチュード7クラスの地震が発生する可能性はある上、同原発の近くには2本の断層が走っているという。現在運転中の原子炉は1970年代に設置されたものだが、最新技術を投入した設計とはいえず、同原発の耐震性を疑問視する声もある。

もっとも、事故が現実に起きうるかどうかの議論を超えて、最悪の場合への対応を準備しておく必要性こそ、今回の福島での事故が教えるところ。ところが、事故発生時の避難計画ひとつをとっても、見直しは容易ではない。

同原発では現在、半径10マイル(約16キロ)圏内の住民の避難計画が策定されている。2年ごとに見直しが行われ、現行計画では32万人の住民が避難対象となっているという。

だが福島での事故をめぐっては、米政府は自国民向けに、日本政府の指示を大きく上回る半径80キロ圏内の避難を勧告した。もし同様の事態がインディアン・ポイントで発生した場合、ニューヨーク市のほぼ全域が避難地域に入ってしまうことになる。

米メディアでは、米政府より避難対象を狭い範囲にとどめている日本政府の判断を非難する論調がめだったが、ひるがえって米国では、2000万人におよぶニューヨーク大都市圏住民をまるごと避難させることは果たして可能なのか。

こうした疑問に対し、米紙ニューヨーク・タイムズは「研究者にとって避難計画は現実に可能な計画ではなく、単なるおとぎ話の書類(ファンタジー・ドキュメント)と見なされている」との専門家の談話を紹介した。

22日、ニューヨーク州のクオモ知事はNRCとの会談を受け、同原発の安全評価見直しを「最優先課題とする」との約束を取り付けたと発表。さらに同知事は、同原発の免許更新の拒否、つまり廃止も視野に入れていると発言した。

しかし、代替電力の調達方法など難問は山積。答えは簡単にみつかりそうにはない。

産経新聞より

Indian Point Nuclear Power Plant Should Close, Says Governor Cuomo


If an earthquake were to hit the New York area, the reactor with the highest risk of damage is Reactor 3 at Indian Point in Westchester, New York, just 24 miles from the Bronx. "The suggestion is that of all the [104] power plants across the country, that the Indian Point power plant is most susceptible to an earthquake because Reactor No. 3 is on a fault [line]," said Governor Andrew Cuomo on Wednesday. While Japan struggles to contain catastrophe at the Fukushima Daiichi plant, and we all observe in horror, Cuomo took a break from his family's ski vacation to make a statement on the matter at hand. "It should be closed," he said. "This plant in this proximity to the city was never a good risk."

With its license set to expire in 2013, and 20 million people living within 50 miles of the plant, Indian Point has become a hot-button issue in a few days' time as Americans watch the tragedy in Japan and understandably, but somewhat selfishly, wonder, "What about us?"

Cuomo, though, has long fought to close the plan, calling it a "catastrophe waiting to happen," via Daily Intel, all the way back in 2007. "In its 40-year history, Indian Point has suffered radiation leaks, useless warning sirens, transformer explosions and oil spills," according to the Daily News.

Via the New York Times:

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