3/23/2011

東松島市で震災犠牲者の土葬開始 「やむを得ない」と県

 


東日本大震災で津波による大きな被害を受けた宮城県東松島市で22日、犠牲者の土葬が始まった。身元確認が終わって遺族の同意が得られた数人の遺体を市内の墓地に埋葬した。宮城県も「やむを得ない措置」と容認した。

震災犠牲者のひつぎを埋葬する遺族ら=22日午前、宮城県東松島市

岩手県でも釜石市が25日から身元不明遺体などの土葬を開始する。大槌町も土葬のために土地の造成を始めた。被災地では多数の犠牲者が長期間安置されている現状に加え、燃料不足もあって施設の火葬能力は限界に達しており、今後も土葬の動きは広がりそうだ。

東松島市によると、千人まで埋葬可能な土地を確保して整備。22日は約20人を埋葬する見通し。最初に遺族が土をかけて焼香した。




義弟(60)の埋葬に立ち会った東松島市の千葉三枝子さん(60)は「火葬場を探したが、予約がいっぱいだった。遺体の損傷が激しく、仕方なく土葬を選んだ。本当はちゃんと火葬してあげたかったが、悔しいし、悲しい」と声を絞り出した。

東松島市の阿部秀保市長は「今回は仮埋葬であり、2年以内にあらためて火葬を実施したい」と話している。

宮城県内では東松島市のほか仙台、気仙沼、石巻、名取各市と南三陸、女川、山元、亘理各町の計9市町が土葬の方針を決めている。

毎日新聞

写真:時事通信


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